そんなワケで先週に続いての登山。
今回は長野と新潟の県境にある「雨飾山」の登って参ります。
アクセスが容易じゃないので現地で前泊して、実際に登るのは明朝となります。
なにしろ一回、日本海側にある糸魚川まで出てそこから、今度は電車とバスを乗り継いで、
内陸に向けて戻ってくるような遠回りが必要。
新幹線でまず糸魚川に向かいますがいきなり2時間かかります。
朝食代わりに好物のとりめし弁当を食べて腹ごしらえしつつ、一眠り。
ちなみに特急あずさを利用するルートもあってそっちのほうが若干電車賃が安いんですが、
行楽シーズンまっさかりということで一ヶ月前から予約いっぱいで無理でした。
糸魚川に到着。
本当は早めに到着して周囲を散策する予定だったのですが、
予報では現地が雨なので、糸魚川で少し時間を潰すことに。
ここから大糸線に乗り換えて南小谷を目指すのですが、
このまま行ってしまうと、この先は時間潰せる場所がないので。
駅を出てまっすぐ歩くと海辺の展望台があるのですが、
なにげに人生初日本海かもしれない。
この日は前日からいきなり気温が10度ほど上がって荷物背負って歩いてると少し暑いくらい。
そして雨飾山の今晩の気温はマイナス1度の予報。
寒暖差がとんでもなくて体調崩しそうで怖い。
しかし駅を出ても駅前は見事なまでのシャッター街。
魚市場なんかもあるけど歩いて行くのはちょっと距離がありすぎる…
そんなワケで糸魚川駅に戻って駅に併設の鉄道模型ルームへ。
……なんか異様に気合入ってるな!?
有料だけどカメラのついた列車を鉄道模型内に走らせて遊べるサービスも。
まあ、残念ながら鉄道模型には興味がないので手前の休憩スペーズで時間つぶし。
出発する頃には家族連れで大盛況になってましたけども。
いい時間になったので大糸線へ乗車。
一両編成のディーゼルエンジンで動く気動車。
すごい音をたてて坂道を登っていきます。
1時間ほどで南小谷駅に到着。
すでにものすごい山奥ですが、ここから更にバスで山へ向かうわけでして。
南小谷駅についた時点で小雨がパラついてる状態。
バスから見える景色も雨が降ったり止んだり。
明日は一応晴れるらしいですが、さすがに今日は現地で出歩くのは無理かなあ。
40分ほどで今日の宿、小谷温泉 山田旅館へ到着。
登山口に近い雨飾高原バス停の1個前なんで、雨飾山登る人はこの次のバス停までいって、
雨飾荘に泊まるほうが一般的なんですが、こっちの山田旅館のほうが風情があるので、
せっかく雨飾山まできたならここに泊まりたかったんですよなあ。
江戸、明治、大正、平成とそれぞれの時代に建築された棟がすべて残っていて、
もう外観だけでわくわくしてくる宿なんですよ!!
まあ予約がとれたのは平成建築の新館なんですが…
とはいえクソ寒くなる予報なのでかえって良かったかも。
宿から見える景色もこんな感じでまさに秘境の宿。
事前に相談してあったので早めにチェックインさせてもらって
まだ雨は降り出してなかったので旅館の中を探検。
早めに到着したので宿泊客もいなくてゆっくり見学できました。
ところで館内の至る所に半分に切ったペットボトルが置いてあるんですが、
手製のカメムシキャッチャーだそうで…この時期はカメムシが大量発生するので、
これを使って捕まえてね、というころらしいです。というか人気のない宿のはしの方の窓とか、
大量のカメムシが張り付いててヤバかった…
とうとう雨が本降りになってきたので部屋に戻り、
余分に買っておいた駅弁で昼食。牛すき焼肉弁当ですがこれも大好き。煮卵がありがたい存在。
お楽しみの温泉はこんな感じ。
露天と内湯がありますがどっちも小さめなので混んでるとヤバイです。
露天の方は高みにあるので景色が良いはずなんですが、雨のモヤでなんも見えん…
内湯のほうも小さいですけど、みんな露天行くのでこっちのがすいてます。
ちなみに廊下に温泉飲むための蛇口が設置されてますが、伊香保とかと同じような、
鉄分多めのお湯なので、はっきり行って美味しくないです。
ただ胃腸にいいらしいので食後とかにぐいっとやっておきました。
宿の夕食はこんな感じ。山で採れた山菜メインですふぁこれが美味い。
追加料理もチェックイン時に頼めますが、松茸が採れたので土瓶蒸しが同じ値段で、
松茸の土瓶蒸しにできます!と言われたので頼んでみたんですが、
なんと、永谷園の松茸の味お吸い物とまったく同じ味で衝撃でした。
あのお吸い物って、山で採れた立派な松茸使ったお吸い物の味を完璧に再現してたんだな…
次の日■
雨飾山 2日目 へ
<back