■草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠) 1日目
毎年、夏は休暇をとっていろんな山へ行ってましたが、
今年は縦走ではなく一週間使って草津温泉を拠点に近隣を回ろうという計画。
毎年冬に草津温泉で湯治をしているんですが、
そういえばバスターミナルから結構いろいろ行けるみたいだし、
ここを拠点に色々回れないかなとぼんやり考えてたんですよな。
とりあえず検討した中で行けそうなのはこんな感じ。
◎は必ず行っておきたい所で、◯▲△の順でまあ行ければ行きたいところ。
◎芳ヶ平(草津温泉からハイキングコースあり)
◎チャツボミゴケ公園(芳ヶ平の途上からの分岐でアクセス可能)
◎横手山(芳ヶ平から渋峠を越えてアクセス可能)
◯志賀高原 志賀山・四十八池(横手山を越えてアクセス可能)
△世立八滝(長野原草津口からバスでアクセス可能)*最寄りに尻焼温泉あり
◎毛無峠・破風岳・御飯岳・土鍋山(万座温泉からアクセス可能)
△軽井沢 小浅間山・石尊山(万座・鹿沢口からバスでアクセス可能)
▲軽井沢 鬼押出し園(万座・鹿沢口からバスでアクセス可能)
検討したものの無理だとわかったのは下記の通り。
・草津白根山(火山活動により入山規制中)
・浅間山(群馬側・軽井沢からは入山禁止)
・四阿山(タクシーでのアクセスのみ、毛無峠から徒歩の場合は宿泊地の確保が必要)
・志賀高原 焼額山・岩菅山(横手山を越えてアクセス可能だが戻るための日程が必要になる)
・白砂山(万座・鹿沢口から野反湖行きバスでアクセス可能だが帰りのバスに間に合わない)
一個くらいは百名山に行きたかったのですがどうにも難しい結果に。
まあ、それでも結構行けるとこはあるので暇することは無さそう。
さて、まずはいつも通りに浦和駅から特急で長野原草津口へ。
そういや前は特急草津号で特徴的な車両だったけど、草津・四万になってから京浜東北線みたいな車両になって寂しい。
いやまあ中は天井も高くて広々していい感じなんですが。長野原草津口から直通バスで草津温泉へ。
10:19 浦和
12:18 長野原草津口着
4000円
12:31 長野原草津口発直通バス
12:53 草津温泉着
710円
高速バスや新幹線という方法もありますが、この方法が一番コスパと乗り継ぎの時間効率もいいんですよな。
2時間半くらいで草津温泉に到着。
まずは今回の宿、花栞さんへ。
草津温泉バスターミナルから湯畑とは反対の方向になってしまうのですが、
徒歩5分ほどの場所にあるカフェで、離れを素泊まり宿として提供してるので今回はここを拠点に。
到着はお昼すぎなのでチェックインの時間には早いのですが事前に連絡しておいたので、早めにチェックインさせてくれました。
と、その前にせっかくなのでカフェのほうで冷たいものなど。丸いグラスのクリームソーダでちょっとおしゃれ。
泊まる場所はカフェの裏手のこの離れ。
ワンルームですが充分な広さがあってエアコンや電子レンジや2ドア冷蔵庫も完備。
冬は暖房器具やコタツもあるようです。
ただお風呂はないので草津の共同浴場を利用する必要が。
以前は徒歩2分くらいの所にある町の共同浴場が使えたのですがコロナ禍以降、
町外の人間は利用できなくなったので湯畑の白旗の湯や千代の湯まで行く必要が。
他にはコインランドリー、コンビニ、スーパーもすぐ近くにあって非常に便利。
一泊素泊まり5000円以下という値段設定なので湯治利用での連泊には凄くありがたい。
ちなみにこの部屋はエアコン付いてるんですが草津だとエアコン付いてない店が結構あって、
窓や戸を開けて扇風機全開でしのいでたりするんですが、地元の人によるとこれには理由があるそうで、
元々、高地にある草津では夏場でも気温が25度前後しかいかなかったのでエアコンいらなかったのと、
草津全体に流れている温泉の硫化水素の影響で普通の家電は腐食で壊れるのがはやいんだそうで。
もしエアコンを入れるとすれば地元の専門業者で部品全部バラした上で防腐処理が必要で、
取り付けにも相当な費用がかかるんだとか。そんな理由で昔からある建物ほどエアコンないんだとか。
今回のお部屋は割と最近の建築なのでちゃんとエアコンあって助かった…いまは草津でも普通に30度行くからねえ。
荷物を部屋に入れてから辺りを散策したり買い出ししたり。
一応、最寄りの共同浴場も見に行ったのですが、ここが使えれば徒歩2分なんだけどねえ。
宿の人にも言われたのですがなんと今日はちょうど草津でお祭りがある日なんだそうで。
なんでも温泉女神様が降臨してなんか儀式するとかなんとか…温泉女神とは?
まだ時間に余裕もあるので明日の登山のために登山口の確認と下見をしにいってみることに。
天狗山の駐車場の辺りからハイキングコースへ入れるそうなんですが。
天狗山は草津温泉のスキー場のある山ですな。
夏場もグラススキーやジップラインとかいろんなアクティビティに挑戦できるようで。
前を通って登山口へ向かうワケですがレストハウスが盛大に取り壊し中。
なんでも冬に向けてリニューアルされるそうで。ここに限らず、いま草津はどこもかしこも工事中多いです。
ただでさえ道幅狭い町なのにそんな一斉にやらんでも…と思わなくもない。
で、天狗山レストハウスの前から草津ゴルフ場方面で進んで暫くすると左手に芳ヶ平への登山口が見えます。
宿からだと徒歩30分くらいとわかったので確認だけして撤収。結構整備されてそうで安心。
戻る途中で以前利用したことのあるサイクリングロードの終点らしきところが。ここまでこれたのね。
せっかくなのでサイクリングロードを遡って湯畑方面へ。
途中の案内板を見ると、草津温泉から芳ヶ平を通って行くハイキングコースは「渋峠草津探勝歩道」という名前が付いてるんですな。
総距離10kmってことになってます。マイナーっぽいですが道はかなり整備されてて安全に歩ける道です。
湯畑に行ってみるとお祭りの準備中で屋台も結構出てました。
湯畑の標高が1156mの地点なんですが快晴すぎてクッソ暑いです。
気温は27度なんでそれでも下界よりは幾分かマシなんですけども。
結構歩いたので、群馬のソウルフード焼きまんじゅうと揚げまんじゅうを買って一息。
せっかくなんで女神様降臨を見ていくことにしてそれまで白旗の湯で汗を流すことに。
外気温が高いので温泉の温度もちょい高め。まあ入れないほどじゃないのでガッツリ堪能しましたが。
かぶり湯30回やって、180秒入浴、5分から10分休憩を3セット。
気温が高いので休憩は長めにしたんで出るころにはちょうど良い時間で、温泉女神様が降臨してました。
…なんかあれですな。昔からある伝統行事って感じじゃなくてまちおこしのために最近つくったイベントって感じですな。
スピーカーから流れる神秘的な音楽をバックに仮装した一団が神社の階段を降りてくるという。
うーん…別に音楽とかかけないで鈴と太鼓とかで厳かにやればもうちょっとハッタリ効きそうな気がするけども、
見てる人が満足ならそれでいいのかもしれん。
夜には手筒花火の打ち上げがあるそうなんですが一旦宿に戻って明日の準備をしてから先に夕食。
草津へきたら必ず食べてるとん香さんのロースカツ定食。脂身を美味しく食べさせるトンカツが最高。
お腹も膨れたので湯畑へ戻って花火を鑑賞。
なんか盆踊りもはじまって凄い賑い。
手筒花火は結構見応えがありましたが、周りの人も口々に言ってましたけど、
和太鼓と合わせるとか演出もうちょい考えればもっと盛り上がりそうなんですけどね。
かけ声とか慣れてない感があって、ちょっともったいない感じが。まあこれから作り上げていくイベントなのでしょう。
見るべきものは見たので宿に戻って最低限のWebサイトの更新を行って早めの就寝。
明日は、しんどい道のりになりそうですしね。
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草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠)2日目 へ続く
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