■会津駒ヶ岳 2023年07月06日から2023年07月07日



 そんなワケで、会津駒ヶ岳に登ってきました!
 去年、尾瀬を縦走した際に、最初の計画ではこの会津駒ヶ岳から縦走するつもりだったんですが、
 下山地点の宿の予約がとれず諦めたので、やり残したことを片付けておこうと。

 07:04発 春日部 会津鬼怒川特急リバティ会津
 09:23着 会津高原尾瀬口
 4150円

 春日部から特急列車で会津高原尾瀬口へ。
 前日どうも寝つけなかったんですが2時間以上かかるので電車の中で仮眠して少し回復。

  

 会津高原尾瀬口は、尾瀬の入り口なのでもっと大きい駅かと思ってたんですが、
 ICカードが使えない小さな駅。ICカード乗車した場合、列車内で後精算の紙をもらってしておく必要があります。
 ちなみにバスの運賃が割り安になる尾瀬片道割引きっぷも車掌さんに言えば買えます。

  

 なかなか味のある駅舎。
 猫の駅長がいるそうですが、残念ながら目撃できず。

  

 ここからバスで駒ケ岳登山口を目指します。
 1時間ちょいかけて福島県側から尾瀬の山の中へ。

  

 駒ケ岳登山口バス停のすぐ向かいから会津駒ヶ岳の登山口へ。
 いくつかあるルートのうち、一番ポピュラーなルートでの登山になります。
 入ってすぐトイレがありますが、後は頂上直下の山小屋までトイレないのでちゃんと済ましておきましょう。
 バスが少し遅れ気味だったので、11:00に登山開始。

  

 暫くは舗装された林道を歩きますが途中で登山口近道なる横道が。
 ここを通らないとぐねぐねした林道を結構歩くことになるんですが、

  

 正直、道は狭いし傾斜はキツいしで、いきなりしんどいことになるので悩むところ。
 道も悪いし傾斜がキツいのでこの近道を下りで使おうとは絶対に思いませんが。

  

 近道を抜けるとまた元の林道に合流、少し歩くと登山ポストのある登山口が見えてきます。
 いきなり急な階段でひるみますが(笑

  

 というか、このルート、前半がいきなりの急登になってまして、
 中間地点の水場まではずっとキツイ登りが続きます。
 オマケにこの日は無風で前日の雨もあって湿度が酷いことに。
 30分ほど登ったところで少し開けたとのころの倒木に座っていきなり休憩。

  

 ここからも急登が続くんですが、道が少し広くなって湿度が和らいだせいか調子が出てきて、
 ペースを上げて一気に水場まで到達。木の根が多くて一歩が大きくなりがちで、
 結構しんどい道でしたが、ここまでくれば難所はクリア。

 水場のある休憩ポイントでお昼休憩。
 水を結構使ったので水場で補充していくことに。
 山小屋には水場がないので足りない分は買うことになるし。

  

 休憩ポイントのベンチから左手に水場への降り口があるんですが、
 お、おう…ってなるかんじの道の悪さ。ただまだ数分のところに水場があるのでそんな大変でもないですが。
 手が氷るような冷たい水が出てて美味い。
 ただ、後で小屋番に聞いた話しですが、熊がよく出るポイントなんだそうで…怖い。

  

 水場をすぎると道が視界が開けてきて傾斜も緩やかになってくるんですが、
 今度は、石がゴロゴロした道になるので、転倒に注意。
 木道が出てくると、山小屋までもう少し!

  

 会津駒ヶ岳の写真でよく出てくるベンチの休憩エリア。
 尾根が見えて、すぐ前がお花畑という絶景エリア。時期が早くてあまりお花は見られませんでしたが。

  

 木道はアイゼンで踏まれたせいでボロボロですが、尾瀬のほうの湿気でぬるぬるに腐ってるようなのよりは、
 しっかりしてるので歩くのには全然問題ないですな。

  

 頂上付近のこの木道エリアがこの山のメインディッシュ。
 ずっと続く木道と草原のコントラストが実に素晴らしい。
 遠くに去年登った蝶ヶ岳が見えますが…よくあんなの登ったな俺。

  

 駒の小屋に到着!!
 天気はイマイチですが、山々にかかる雲が雄大でこれはこれで。
 とりあえず荷物を山小屋に預けて頂上を目指すことに。

  

 山小屋のすぐ近くにも残雪が!!
 7月になって下界では35度を超える猛暑なのに雪を踏むのもオツなものですな。

  

 上から見ると、山小屋、雪、木道、雲とよくばりセットかよみたいな景色が最高。
 来てよかった…これが見たかったんですわ!

  

 頂上まで20分くらいなんですが、特に眺望はないがっかりピークなので写真だけ撮ってさくさく次へ。
 ところで、頂上付近の木道が妙に斜めになってるんですが、怖い注意書きが。
 必ず転ぶってそんなバカな、と思いましたが、山小屋で聞いたら、つい昨日も転倒して骨折、
 ヘリ搬送された人が出たばかりだそうな。特に濡れてるときはほんとにヤバイのだとか。

  

 頂上を通り過ぎて中門岳へ向かうことに。
 ただ、雲行きが怪しくなってきたので行けるとこまでってかんじのつもりで。

  

 片道50分ほどかかるんですが、稜線の木道を延々歩くボーナスステージ。
 まあ、その木道はまだ雪で埋まってるのですが…ガチガチになってるので、
 滑らないように慎重に進むとあまりスピードが出ないですな。
 そうこうしてるうちに、雨と風が強くなってきたので、15分ほどで引き返すことに。

  

 さて駒の小屋に戻って一息。
 水場はないですが、食料や水は売ってます。
 水は2リットルが500円、各種ジュースやビールももちろんあります。

  

  オリジナルグッズも色々あるんですが、Tシャツが妙にツボにハマって買ってしまった。
  ちゃんと速乾性の生地なのが非常に良いと思う!

  

 トイレは小屋の中に無くて外にあるタイプ。
 木道で繋がってるので転倒に注意。バイオトイレですけど臭くないし綺麗にしてあるので全然問題なし。

  

 部屋は大部屋に布団敷いて雑魚寝なんですが、この日は他にお客さんいなかったので貸し切り!
 なんか部屋にヤマネが出ることがあるそうですが、残念ながら遭遇せず。八ヶ岳でも見れなかったんだよなあ。
 部屋での飲食は禁止なので、土間で持ってきてた食料を調理して食べることに。

 今回はメスティン持ってきて米を炊いてみたんですが…これが難しい!!
 家でやったときは書いてある時間の通りにやるだけで簡単に美味しく炊けたんですが、
 標高が2000mもあると、お湯の沸点がまず違うし、米の吸水にかける時間も変わってくる…

  

 半分くらいの時間であっという前に水が蒸発してバリバリに…
 大人しくアルファ米にしておくんだった。
 カレーをかけて無理矢理食いましたがお腹壊しそうで泣けた。
 ちなみに宿泊者は調理用の雨水の使用は自由。沸騰させないと飲めませんがお茶入れたりラーメンつくるには充分。

 そんなことをしてる間に日が暮れてきたんですが、他にお客さんがいないので、
 小屋番のマダムと温泉談義で盛り上がるなど。マニアックな温泉の話しがいっぱい聞けたので、
 いつか行ってみたいなあとか、そのうち計画立ててみるかなあ。

  ■ 会津駒ヶ岳 2日目 へ続く








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