■高水三山・棒ノ折山 縦走 2023年05月10日



 そんなワケで、高水三山に登ってきました。
 東京都青梅市にある山で、高水山、岩茸石山、惣岳山の3つで高水三山なんですが、
 今回は、惣岳山に登らず、棒ノ折山に向かってるので、正確には高水二山+棒ノ折山。

 06:27 西国分寺駅 JR中央線青梅行
 07:08 青梅駅 着
 07:27 青梅駅 発 青梅線奥多摩行
 07:40 軍畑駅

 何しろ距離が長いので早めの出発。
 青梅駅からの奥多摩行きへの乗り換えは、乗り継ぎに失敗すると、
 次の電車まで1時間近く待たされることもあるので注意。

  

 同じホーム乗り換えでも、車両の数の問題でホームのはるか彼方に乗り換えの電車があって、
 乗り残ったことがある俺であった。

 なんか駅から出たら警察の方がうろうろしててドキっとしましたが、
 特に事故とかではないようで…熊が出たとかだと嫌だなあ。

  

 軍畑駅は無人駅なんですがすぐ向かいの商店が、登山者向けに早朝から営業してくれてます。
 飲み物やパンやおにぎりなんかの軽食が購入可能。この日は平日でしたけどちゃんと営業してました。

  

 踏切をわたって高水山方面へ向かいます。
 駅出てすぐ山みたいな雰囲気ですけど実はここから登山口まで結構距離があります。
 車道に出て道路を橋にぶつかるまで進んで、その後は川沿いにひたすら前進。

  

 登山口の表示があってもまだまだ先。
 高源寺まで30分ほどかかりますがここからもまだちょっと歩きます。
 ここに簡易トイレみたいな小屋があるんですけど、中は意外に綺麗で水洗。

  

 お寺の横を抜けて坂道を終点まで行くと、釣り堀の標識が出てきてそこが登山口。
 砂防ダムの横を抜けてようやっと登山らしくなってきますが、もう中腹まできちゃってる感覚。

  

 基本的に道は凄く整備されてて歩きやすいです。
 初心者向けと推奨されるのもうなずけます。

  

 一箇所だけ、根っこだらけの急坂があるけど、実際登ってみると、間にしっかり道がつけられてるので、
 特にあるきにくいこともなく、区間も短いので楽勝。

  

 実際、1時間もせずに山頂手前の常福院へ到着。
 お寺へいかずに直接頂上へ巻くこともできますがせっかくなのでお参りしていくことに。

  

 浪切白不動明王が祀られている本堂には、
 不動明王開運守護の剣が飾られてるので、メイケイエールの戦勝祈願をしておいたのですが、
 翌日、ヴィクトリアマイル回避のニュースが…まあ安田記念でワンチャンあるかもですが!

  

 本堂の裏手に公衆トイレがありますがあまり手入れする人がいないのか、そこそこ老朽化してますね。
 雨水で水洗になってますけど水も補給されていないのか出ないようですし。
 ただ、経路上ではここが最後のトイレなので、しっかり用を足しておきましょう。

  

 お寺の裏手の標識から5分もしないで高水山の頂上なんですが、
 ベンチがあるくらいで、眺望も特にない地味な山頂。
 コーヒー入れて一息入れてから歩きだしてここからが本番。

  

 といっても次の岩茸石山まで30分ほどなのですぐなんですが。
 山頂手前が急坂ですけど、区間が短いなので大して苦にならないかな。

  

 岩茸石山の山頂は開けてるので長めは良いのですがあまり広くはないです。
 いろんなコースの分岐点でもあるので結構人がいるポイントでもありますね。

  

 通常はここから惣岳山を経て御嶽駅でゴールなんですが、
 今日は、棒ノ折山を目指すので、黒山方面へ。
 …なんかすげえ道だな。こっちでいいの?って不安になりますがピンクリボンあるのであってるはず。
 雑に草に巻いてあるあたりが不安を加速させますが。

 まあ実際降りてみると藪になってる区間は短くてすぐ整った道にでます。
 ただその短い区間で、ヤマカガシ、オオスズメバチに遭遇したので、やっぱこういう藪は入りたくないね(笑

  

 ここから黒山までのコースタイムは1時間45分。
 地図上でも結構な距離があるんですが、ほとんどが気持ちのいい尾根道を歩くので、
 実に楽しい行程。多少のアップダウンはあるけど、それぞれの区間が短いので苦にならないレベル。

  

 途中の展望台らしきところで富士山が見えます…頭の部分だけ(笑
 道が整ってて歩きやすいのでペースを上げてかなり時間を短縮して、黒山に到着。
 ベンチがあるだけでここも眺望はないんですけど、この日は気温高めだけど気持ちのいい風があって、
 休憩するにはちょうどいいポイント。少しまったりしてから出発。

  

 引き続き尾根道を進み、30分ほどで、レリーフのはまった岩をすぎると、
 棒ノ折山の頂上手前の権次入峠に到着。

  

 残念ながら、棒ノ折山の頂上手前の急坂エリアはショートカットできずその手前にでちゃうので、
 しっかり登る必要が。棒ノ折山も人気の山なんですが、相変わらず酷い道の荒れ様。
 階段がほぼ全部ぶっ壊れて放置されたまま何年も経って久しいし、道もえぐれまくって歩きにくいことこのうえない。

  

 棒ノ折山の山頂は開けた広場になっていて東屋もあるんですが、
 トイレや水場はないので長居には向かない感じ。なので持ってきたおにぎりをやっつけて、
 即下山開始。目指すは麓にある、温泉さわらびの湯。

  

 道が荒れてるので下山のときは要注意。
 階段は、土が抉れて、転ばすための障害物でしかなくなってるんですが、
 数年前に、毛躓いて足首折った人が出たらしく使用禁止の立て札が。
 撤去したり修繕される様子はとんとないんだよなあ。

 権次入峠を通り過ぎて15分ほどで分岐点になる岩茸石に到着。
 岩茸石山じゃなくて、ここに岩茸石があることに今更ながらに違和感が(笑
 ここから下山は、林道沿いの滝ノ平尾根へ向かうのが推奨コースなんですが、
 道の荒れかたが酷くて泥んこになること請け合いなので、絶対行きたくないので、
 沢沿いのコースの白谷沢コースへ、ゴルジュ帯を通るので景観も良いしね。

  

 林道にある白谷橋に出る手前がザレた急斜面になってるんですが、以前崩落して通行止めになっていた箇所。
 迂回路がつくられてますけど、わかりづらくて道迷い多発箇所。いまはロープで通行止めされてるので心配ないですが。
 道っぽくなってるけどそのまま踏み跡進むと獣道に入りこんでわけわからんとこに入っちゃうというね。前に迷いました。

  

 林道の道路をわたってガード下の白谷沢コースへ。
 沢沿いの気持ちのいいコースで棒ノ折山が人気なのはこの部分。

  

 沢沿いの道を沢を渡りながら歩いて行く気持ちのいいコース。
 迫力のあるゴルジュ帯の中を沢登りのような感覚であるけるので、
 難易度は低いけど、凄いとこきたなって感があって好き。

  

 大きな岩をロープに掴まって登ったり降りたりするので軍手やグローブは必須。
 ここも階段とか壊れちゃってるので、かなり無理して登り降りする部分あるので、それなりに注意が必要。
 特に下りは足滑らせると大怪我しかねないので充分注意を。

  

 というか、棒ノ折山来ると、ほぼ毎回遭遇するのでほんとに驚くんだけど、
 お昼回ってから登り初める軽装の人とか、通りがかったのでフラっときましたって感じの服装の人とすれ違うんだよなあ。
 あんまりおせっかいしたくない性格だけど、流石に後者は、どこまで行かれますか?って声かけるようにはしてるんだけど。
 前者の方はなあ…道が荒れてるから暗くなるとめちゃくちゃ難儀しそうだけど、まあ自己責任だしね。
 ただ実際、毎年のように 遭難して亡くなる方のいる山だってことを、登山口にでっかく掲示して欲しくはある。

  

 ドライブに来る人が多い、名栗湖の有間ダムに登山口面してるから、
 車停めて散歩のつもりで入ってくる人が多いかねえ。

  

 そういえばいままで来たことなかったんですが、ふと思い立ってダム通り過ぎて反対側にあるお店らしきものを覗いてみたんですが、
 なんだろう…道の駅のちっちゃい版?みたいな?なんか付近でとれたハチミチとか山菜なんかを売ってました。
 うどんなどの軽食も出してる…らしいんだけど、1つしかないテーブルでは、お店の人たちなのかなあ…ご飯食べてたので、
 特になにも買わずに出てきてしまった。あとになって後悔したんですが、ここで食べておくべきだった。

  

 ダムから道を下ってさわらびの湯を目指すんですが、途中の脇道が温泉の方に続いてそうなのに気づいて、入っていみることに。
 意外にしっかりした道があって、さわらびの湯の手前の駐車場に出ます。ラッキー!

  

 …ぜんぜんラッキーじゃなかった!!まさかの休館日!!

 いままで、いつも水曜日に来て休みだったこと無かったんでチェックするの忘れてた…
 隔週で水曜日が休みだったのか…前からそうだったかわからんけど、たまたまかちあわなかっただけ?
 14km山道を歩いてきて、このオチとは…膝から崩れ落ちそう。
 仕方ないので、バスを待ってそのまま飯能駅へ向かい帰宅。
 飯能駅から、バスで宮沢湖温泉に向かうことも考えたんですが、お腹すいてぎょうざの満洲でご飯食べて酒入れたら、
 もうどうでも良くなってしまってそのまま帰路に…最後だけというか計画の時点で失敗したなあ。
 高水山から棒ノ折山への道は、凄く良い道だったので、また来たいかも。
 あとは棒ノ折山の荒れた道が復旧すれば、最高なんだけどね。








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