そんなワケで、荒船山に登ってきました!
以前から行ってみたかったんですが、いかんせんアクセスが悪くて見送ってきた山。
今回は同行者を募ってアクセスに利用するタクシー代を割り勘にしてなんとかした感じ。
今回の荒船山までのアクセスはこんな感じ。
06:33 大宮から新幹線で高崎へ
07:10 高崎かた上信電鉄で下仁田へ
08:15 下仁田着
ここまで4340円
新幹線使わず高崎まで行くと電車代ぐっと抑えられるんですが、
なにぶんなかなか時間がかかる山なので、行きだけは時間短縮するために新幹線を使うことに。
新幹線の車内で買っておいたコンビニ飯で朝ごはん。といっても20分くらいしかないので急いで平らげないと。
高崎まで来たら1回改札出て上信電鉄へ乗り換え。
ドライブイン七輿に行くときも使いましたけど、この路線、いまだに切符にハサミ入れる方式なんですよな。
二両編成の列車で終点の下仁田まで行きます。
1時間近くかかるのでここが一番時間かかります。
そんなこんなで下仁田駅に到着。
孤独のグルメでも登場した凄くレトロな駅舎。
ゴローちゃんが寝こけてしまったベンチ!
事前に予約しておいたので駅前でタクシーが待機してくれてたので、
トイレ済まして即出発。向かいは荒船山の内山峠登山口。
他にも登山ルートがあるんですが、一番メジャーなルート。
途中で荒船山がよく見えるところを通りますが、日本でも珍しいテーブルマウンテンで凄い特徴的な山様。
天気はいいんですが、この日は黄砂がひどくて霞んでしまってて残念。
この日は暖かくなる予報だったんですけど朝で日も当たらないせいか結構寒い!
一応、仮説トイレが設置されてます。頂上のトイレは使えなくなってるのでここで済ましておかないとヤバイです。
かなりアクセスが悪い山でしかも平日なんですが、続々と登山者を乗せた車が到着してちょっとびっくり。
登りはじめてわかったんですが、登山道は凄く整備されててとても登りやすいですな。
内山峠からのコースの場合、累計標高も500mちょいしかないので、
キツイ登りもなく、多少のアップダウンを繰り返しながら、核心部へ向かう感じ。
1時間ほどで修験道場跡へ到着。
特徴的な岩壁がある場所なんですが、かつてあった道場の基礎らしき石なんかも残ってます。
午前と午後で2枚写真撮ったんですが、朝の時点がすんごい霞んでるのは黄砂のせいのようで。
なぜ、2枚写真があるのかは…まあおいおい。
岩壁ぞいに左の方に道が続いてるように見えますが、どこにも続いていません。ええ。
右方向に進んで核心部の艫岩へ向かいます。
1時間ほどで核心部の艫岩の根本にある一杯水に到着。
一応、地図には水場のマークついてますが、とても飲むのは無理そうなチョロチョロの水が流れ出るだけで、
その水も下の地面に染み込んで消えて流れもない感じ。
ここから艫岩にとりつくのですが岩場になって道が険しくなります。
道幅が狭いですが、ロープや鎖があるので気をつければ問題ないレベル。
ちょっとおってなるような岩壁を登るようなとこもありますが、
デコボコがしっかりあるので見た目ほどの難所でもないです。意外にすいすい登れます。
登り切るとテーブルマウンテンの上に出るので、ここからはほぼ平ら。
途中で木に「キケン 下をのぞくな」と注意書きが。
近づいてみると…特に柵も何もなく断崖絶壁になってるのね。こわー。
下まで200mあるそうなので、落ちたらひとたまりもない!
実際のところ、有名漫画家さんが転落して亡くなったのもここなんですよな…
暫く進むと休憩所兼避難小屋が見えてきます。
ここにトイレがあるんですが、いまは使用不可で閉鎖されてます。
すぐ近くに艫岩展望台があるのですが、眺めが最高。
ただ、風が強いので、絶壁のへりには絶対近づかないようにして休憩。
ここからテーブルマウンテンの上の平な部分を歩いて山頂である経塚山に向かうのですが、
ほぼ山の上まで来てるのに、テーブル部分が広すぎて平地の林を歩いてる気分でちょっと不思議な感じ。
途中で大きな石碑がありますが昭和初期に地元の人達によって建てられたものだそうで。
少し急な登りを経て、30分ほどで経塚山の山頂へ。登りの部分は10分もないのですぐ頂上。
木立の中なのであまり展望はないです。
ここから線ヶ滝方面などにも行けるんですが危険地帯なのでまあ回避。
艫岩まで引き返して、展望台でカップ麺で昼食。
その後、下山するために道を引き返して修験道場まで戻ってきたのですが…
はい、やらかしました。ずっと岩壁から左方面の道(道じゃない)が、
相沢登山口への道だと思いこんでたんですが、ここまで来てから地図見て間違いに気づくという。
実際は艫岩までから経塚山方面に少し進んだところから左に折れる道が相沢登山口への道。
しっかり道しるべも写真撮ってるのに全然認識してなかった。
いや実は、なんかぼーっとして、口の周りが異様にただれて痒くなってて、
どうも黄砂の影響でアレルギー出てしまってたようで。普段はしないようなやらかしをしてしまった。不覚。
相沢登山口ルートは公共交通機関でアクセスする場合のメジャールートなんですが、
内山峠に比べれば使用する人は圧倒的に少ないようで、整備はされてますが、落ち葉が積もって浮石が多いので、
若干の注意が必要。ただ危険箇所は特にないのでその点の心配はなし。
ただ、内山峠から比べると、ゴール地点になる荒船の湯まで標高差が1000mあるので、
登りに使う場合は相当しんどいかと思われます。展望もないしね。
そんな状況だからなのか登山者の目を楽しめるためなのか、ところどころに謎の木像が。
結構な数がところどころに置かれていて、数得ているうちにいつの間にか到着…とかそんな狙いなんだろうか。
木像が置かれてるゾーンは結構急斜面だったり足場がザレてて歩くのに気を使う感じなんですが、
そこを抜けると歩きやすい道になってほどなく登山口へ抜けることができます。
いまは砂防ダムの工事をしているようで、この日も作業員の方がおられました。
この工事のため用なのか、地図には載ってないんですが仮説トイレが設置されています。
ここから先は舗装された道路をひたすら下って荒船の湯を目指します。
登山口から50分ほどかかるんですが、実は道を間違った遅れを取り戻すために、
修験道場跡から3時間かかるところを、めちゃめちゃ飛ばして2時間に短縮しました。すげえ疲れた。
川沿いに歩いていくとかすれてほぼ読めない看板が出てきますが、
荒船の湯近道と書かれているようで。
そこそこ荒れてるように見えますが、ちゃんと道繋がってるので、この看板から5分ほどでゴール。
荒船の湯は一度、閉館してたんですが少し前に営業再開した施設。
ここへバスが下仁田から行き来してるので、登山口まで1時間の車道歩きと、
標高差1000mの相沢登山口ルートを行くことを覚悟すれば、公共交通機関だけでいけなくもない。
ただ時間がかかりすぎるので、日が落ちるのが早い時期はおすすめできないかなあ。
温泉ということになってますけど、お湯が透明で匂いも温泉っぽくないんだよなあ。
サウナと打たせ湯は休止中だしねえ。ただまあ汗が流せるだけでもありがたい。
ここでは神津牧場のソフトクリームが食べられるんですが、コーンのそこまでみっちり詰まった濃いのが、
食べれます。というか予想外に食いでがあってバスの時間に遅れそうな勢いだったよ!
バス停の場所を温泉の職員に聞いても誰も知らないというハプニングはあったんですが、
普通にすぐ近くにありますし、バス停の名前も荒船の湯です。
なんと時間帯によって無料で乗れるバスで、ちょうど帰りの17時のバスは無料の時間帯でした。
下仁田駅までバスで20分ちょい。
駅まで戻ったら今日の宿の常盤館さんへ。
大正ロマンあふれるレトロな宿。
駅から近くて便利。
館内もレトロなつくりで雰囲気あります。
宿代もリーズナブルなので安心。夕食は外で食べるつもりだったので朝食だけのプランでしたが。
お風呂は残念ながら温泉ではないです。
小さいので、せいぜい3人までかなあ。入る時に入口の札裏返して貸し切りで入る感じ。
とりあえず荷物を置いてから夕食を食べに外へ。
目的は孤独のグルメに出てきた、豚すき焼きの「コロムビア」さん。
すんごい細い路地の中にあるのな!ゴローさんよく見つけたなあこんなとこ!
予約は必要ないのですが、閉店が19時なので注意。むしろお昼時の方が混むそうで。
入り口入ると松重豊さんのサインが飾ってあります。
左手がバーカウンターで、正面がお座敷。
メニューは牛、豚、鶏とありますがここはドラマと同じく豚を選択。
お値段もリーズナブルで嬉しい。
写真は2人前の量ですが1人前でも結構多いです。
ネギを追加で頼もうかと思ったんですが肉の下に大量に隠れてるので追加する必要なかったです(笑
ドラマと同じく最初にネギ焼いて食べてたんですが、店のおばちゃんから焼かないくていいので、
お肉先に焼いて割り下入れてくださいと言われてしまった…でも焼いたネギ美味しかったのでこれで良いと思う。
空きっ腹抱えてたのでお肉も野菜も凄い美味しく感じてしまったし実際絶対美味い。
いつか牛や鶏のほうも食べに来たいなこれは。
コンニャクが名物なので追加で味噌田楽も頼んでみたんですが、
もともと味がない食べ物なので美味いのかどうかイマイチわからんかった(笑
ちょっと味が濃いのかな?お酒飲むには良かったですが。
すぐ隣がタンメンギョーザの「一番」さんなんですが、臨時休業の張り紙が。
コロムビアさんで聞いてみたら、コロナでずっと休んでるとかそんなことは無くて今日たまたま休みなんだそうで。
明日のお昼ごはんさんは一番さんにするつもりだったので、明日は営業してることを祈りつつ、宿に戻って就寝。
荒船山 2日目の日記に続く。
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