そんなワケで一泊二日で、伊豆半島の河津まで行ってきました!
当初は福島県の安達太良山のくろがね小屋に泊まるつもりで予定組んでたんですが、
現地が雨で天候悪くてですね…しかもここのところの大雨で、メインのルートの登山道が、
橋が全部流されて通行止めというね…ロープウェイでショートカットする方法もあるんですけど、
悪天候で止まった場合、帰りのバスもなくどこにも行けなくなるという恐れがあったんで中止に。
くろがね小屋が今年で無くなってしまうので、なんとか行っておきたいのですが、またの機会を狙うことに。
そんなワケでポッカリ空いた予定に、どっか行こうか悩んでたところ、
ふと目に止まった孤独のグルメのグルメ特集で、わさび丼をいつか食べに行こうと思ってたのを思いだしまして、
調べたら、静岡県の河津にお店があると、ん…?河津って最近どっかで見た地名だなと思ったら、
テルマエ・ロマエの北温泉に行ったときに劇中に出てきたもう1つの温泉が河津じゃん!ということで、
これはもう行くしかないでしょ、と宿と切符を出発の前日に取って、急遽行くことにした次第。
東京駅から踊り子号で河津まで一本で行けます。
新幹線と普通列車組み合わせた方が若干安くて早いくらいまであるんですが、
何しろ乗り換えの手間がなくて座ってれば着くのでこっちを選択。
前に熱海に行ったときには旧型の185系がまだ走ってたんですよな。
というか無くなる直前だったので、わざわざ185系に乗ったんですが。
新型の方は見た目普通過ぎてあんまりテンション上がらない…カラーリングのせいで、いつも通勤で乗ってる京浜東北線っぽいし。
でも椅子の座り心地はなかなか。コンセントもついてるしね。
現地着いたらすぐお昼ごはんにするつもりだったので、朝めし代わりの駅弁は、
八ヶ岳高原のたまごサンドで軽めに…あとの展開を思えばここで好きなものガッツリ食っても良かったなあ…
踊り子号で2時間半ちょいで河津へ到着。道中ソシャゲのデイリーこなしてからちょっとうとうとしてたらすぐ着いてしまった。
天気予報ではちょっと微妙な天気だったのですが、なかなか良い天気に。
さすが伊豆、駅員さんがアロハ着てるんだぜ。
切符買ってたのにいつもの習慣でスイカ通してしまったでの精算してもらいつつ外へ。
孤独のグルメこの看板を背景にゴローさんが河津へ繰り出したシーンが思い浮かんでちょっとテンションあがります。
伊豆の踊り子の銅像が駅前にありますが、作中に出てくる天城トンネルは、この河津にあるんですな。
というか、百名山の天城山にも繋がってるので山登りをする、という選択肢が思い浮かんだこともあったんですが、
標高が1,406mしかない低山の部類なのでこの時期は暑くてしんどいのと、山を超えて天城トンネルまで抜けるルートだと、
8時間以上余裕でかかるので、これは今回はパスしておこうということに。休養に来たんだし。
さて、本来はバスで、わさび丼の店のある河津七滝まで行くんですが、
事前にネットで見た到着時刻と、実際の到着時刻が10分以上ズレていてですね…
およそ1時間に1本出ているバスが出た直後に駅に着いたという感じでして。
次のバスまで1時間以上あるのでこりゃタクシーかな…とおもったらタクシーもぜんぜんこない!
というか配車アプリはもちろん、タクシー会社に電話してもダメ!そもそもタクシーの台数が少ないようで、
待つしか無い状態…待ってる間に、同じ方向行く人と相乗りできんかなと声かけてみたけど、これも空振り。
結局バスがくる25分前にようやっとタクシーを捕まえることができたんですが、
あと5分したらもう諦めてバスを待とうと思ってたので非常に微妙なタイミング!
タクシーだと3000円以上かかるしね…少し迷ったけど結局タクシーで行くことに。
わさび丼の店はバスで行っても営業終了に14時には間に合うんですが、品切れになったら終了って書いてあったのが、
ちょっと気になるので少しでも早く行きますかねということで。これが目的で来たんだし。
そんなワケで予定より1時間くらい到着が遅れたけど、わさび園かどやに到着!
作中に出てきた通り、立派な生わさびが売られてますが、値段の方もご立派。
タクシーの運ちゃんが言うには、今日は凄く空いてる方らしいんですが、
それでも名前書いて順番待ちの状態、待合のベンチはいっぱいだったので、
お土産見たりあたり見て時間潰しつつ、30分くらいでようやっと着席!腹減った!
ドラマでは確か、わさび丼400円って値段にゴローさんがびっくりしてましたけど、
現在の価格は650円、時の流れを感じますねえ…注文すると、まず生わさびが出てきます。
ひたすらわさびをすりつつあたりを観察。
ドラマでゴローさんが座った席には、写真が飾ってありした。
例の占いマシーンはもう置いてない様子。
頼んだのは、わさび丼とざる蕎麦のセット。
麺にわさびを練り込んだ、わさび蕎麦も気になるんですが、流石に食べきれないので断念。
おお…ほんとにかつおぶしが踊っている。
わさび丼は劇中だと、よくかき混ぜてってなってましたけど、
今回は「かき混ぜずにつき崩すように食べてください」と言われたのでその通りにしたんですが、
なるほど、こういう感じか…わさびの風味が普段食べるねりわさびと違ってかなり鮮烈。
でもすげえ美味い!ってなる感じではないかな…ぶっかけ飯だしまずいわけはないんですが。
個人的には、蕎麦の方が風味がマッチしてて好きかも。麺の上に乗せて食べるんですが、
なるほどこれはやめられない止まらないって感じですな。美味。
せっかく河津七滝まできたので食後の散歩に行ってみることに。
渓流沿いに7つの滝がある散策スポットで一番大きな、釜滝まで片道30分なんで食後の運動にはちょうど良い感じ。
尾瀬でしんどい目にあった滝とは違ってしっかり舗装した道を歩くので安心安全。
沢沿いに木陰の下を歩いていくので涼しいし、実に良い雰囲気。水が綺麗なせいか不快な虫がぜんぜんいないのも最高。
劇中に出てきた願い石ってここにあったのね。
観光客結構いたけど、やってる人は見かけませんでしたが。
お土産物屋さんやカフェなんかもポツポツあって営業してました。
さすがにかなり年季入ってる感じでしたが…滝氷が気になったけど、腹ごなしにきたのに更に食ったら本末転倒なので自重。
10分たらずでドラマにも出てきた銅像がある滝、初景滝へ到着。
水が綺麗で水面が青く光ってて、なかなか雰囲気があるんですが、
ここまでは簡単に来れるせいもあって、人が結構多い…
というか外国人の家族連れが、水着でヒャッハー!してたので雰囲気台無し。
というか景観地であって水遊びする場所なんかここ…?周りの人も引いてたしなあ…
と思ったんですが遊泳禁止とは特に書いてないしセーフ?
流れの上の方とかだと、キャニオニングやってたりしますしね。
いやでもキャニオニングの人はヘルメットとライフジャケットやウェットスーツと重装備、
海パン一丁で沢に入るのはやっぱ違うか…?
まあでもこの人達、返りのバスで困ってたお婆さんに声かけて助けたりしてたし、悪い人ではなかったんだよなあ。
この先に進む場合は、そこそこ急な階段を登って行くことに。
なので、急に人が減って静かな木陰を歩くことができます。
30分ほどで一番大きな滝、釜滝へに到着。
展望台があるんですが、滝からの水しぶきでびちゃびちゃ!
常に雨のように豪快な水しぶきが降り注ぐ感じでひんやりした空気で夏には最高ですなこれ。
眺めも素晴らしいし。下の方にも遊歩道が見えるんですけど、どうも向こうへ行くための吊り橋が破損して撤去されてて、
いまは行けなくなってる様子。もしかしたら遠回りすればどっかから繋がってるのかもですが。
来た道をゆっくり戻って、今度はかどやさんの前を通り過ぎて、これもドラマに出てきた、
七滝茶屋さんの駐車場の脇にある、大滝へ向かい降り口へ。
階段と坂を下って5分くらいで大滝の展望台へ。
大滝は、実写映画テルマエ・ロマエで、ルシウスが絶賛してた、
滝を眺めながら入れる温泉のあの場所なんですが、展望台では、上から眺めることだけが可能。
展望台脇にゲートがあって、ここから先は私有地で、
大滝温泉天城荘の、野天風呂としての敷地なんですな。
宿泊者か、または日帰り入浴の人だけが入れる仕組み。
とりあえずどんな感じか様子見るために展望台まで行ったんですけど、
戻るには10分くらいかけて坂と階段を登る必要が…これが結構、しんどい。
ちょうど一番暑い時間帯だったので汗をびっしょりかいてしまった…
旅館のロビーで日帰り入浴の受付をするんですが、野天風呂は水着着用なので、
水着もレンタル、タオルもセットで締めて2500円だったかな確か。ちょっとお高めの値段設定よね。
受付した後はロビーからエレベーターで下に下ると、さっき降りた坂の途中に通路が繋がってる仕組み。
ここで、宿の中に脱衣所とロッカーがあるんですが、ここで水着に着替えると、坂道を海パン一丁で5分くらい歩くハメになるので、
下にある脱衣所まで服は着ておくのが良いです。普段着で展望台行く人達にヘンな目でみられること請け合いなので。気にし過ぎかもですが。
さて肝心の野天風呂ですが、渓流沿いに小さめの湯船がいくつも設けられてて、自由に入浴できる感じ。
滝を眺めながら温泉を満喫できるのは、なかなかに風流なんですが…イメージしてたのとは、
ちょっと違って、結構しっかりコンクリートで作られた湯船なんですよな。お風呂の栓とかタイルとかあんまり風情はない。当たり前ではあるんですが。
あと宿に宿泊してる家族連れがプール感覚で遊ぶのがメインなので、あんまり落ちるける感じは期待しない方がいいかなと。
実際、渓流沿いにエリアが続いてるんですけど、かなりしっかりしたつくりの温泉プールが設置されてますしな。
そういう感じをはじめから期待してる家族連れにとっては良いところかも。
なので野天風呂は雰囲気だけ感じて、一通り見て回ったら撤収。
内風呂のほうでゆっくり汗を流してから退出。
七滝茶屋さんに戻ってゴローさんも絶賛した「クラッシュドストロベリー」を頂く。
クソ暑い日だったので、凍った苺が最高に美味でした。また食べたくなる感じですなこれは。
目的はすべて達成したのでバスで河津駅まで戻った後は、駅から徒歩10分くらいの今日の宿へ。
途中で川を渡りますが河口がすぐそばで、駿河湾がすぐ近くに見える位置関係。
泊まるのは「嵐の湯 2号館」さん。
岩盤浴がメインのいわゆるスパ銭ですが、宿泊もできる感じの施設。
素泊まりのみですが、その分リーズナブルな価格で泊まれて、なんといっても当日でも泊まれるというのが重要。
お部屋はこんな感じ。
和室もありますがガチ寝するつもりだったので洋室を選択。
チェックイン後、ちょっと辺りを散策したんですが、徒歩5分県内にスーパーとコンビニを発見。
岩盤浴でぐでんぐでんにほぐれたらもう外食しに出かける気力わかないと思ったので、
スーパーで弁当とお惣菜や飲み物を買い込んでおくことに。お惣菜コーナーにやたら魚の干物関連が充実してるが、
やっぱり土地柄なんですかねえ…お酒のツマミには困らない。
買い出し終えてから岩盤浴を利用してみたんですけど、
平日ということもあってほぼ貸し切り。10分岩盤浴したら出て必ず休憩してくださいと案内されるんですが、
入り口に竹枕と砂時計があって、砂時計は全部同じサイズ。なんでこれが10分の砂時計なんだなと普通思うじゃないですか。
実際やってみて10分ってこんな長かったっけ…と思って途中で外に出て時計見ると20分以上経過してるという…どうも30分の砂時計だったようで。
3セット分ってことなんだろうか…いや特にメモリもついてないしどこで10分を見極めれば…と軽く悩んだんですが、最終的には体内時計頼りで、
勘で出たり入ったりしてましたよ!いや実際異様に汗かいて怪しかった膝の痛みもすっかりとれましたけど。代わりに疲労で全身筋肉痛。
岩盤浴の後一眠りして、夜に起き出して弁当食べてまた温泉。
温泉が24時間入浴自由なのは素晴らしい…テラスで涼んてたんですが、
ワサビ育てるくらい水が綺麗なせいなのか、不快な害虫のたぐいがぜんぜん遭遇しないんですよな。
自然が豊かなところでは、いつも虫に悩まされるので、ここはちょっと感心してしまった。
翌朝、ゆっくり起きて再度温泉を堪能してから10時ぎりぎりにチェックアウト。
お昼の列車で帰るつもりだったので、昨日バスで通りがかって少し気になってた、峰温泉大噴湯公園へ。
峰温泉を掘り当てた人を称える展示がされてる公園で、温泉やぐらがシンボル。
もうもうと湯けむりが出ていて、温泉がたまごがつくれるコーナーなんかがあります。
町営の施設なんで入場は無料ですし、温泉がたまごは2個150円、かき氷200円と良心的な価格設定。
というかこの日もクソ暑かったのでかき氷がしみる…
やぐらからは1時間に1回くらいの決まった時間に、温泉が引き出す演出がされます。
源泉は100度で温泉たまごつくれるくらいの熱湯なんですが吹き出して霧状になって降りれくるときは冷たくなってるので、
火傷の心配は無いそうで。実際、子供なんか温泉浴びてきゃーきゃー言ってました。
吹き出すのも噴水みたいな感じでそれほどは迫力はないですしな。
戻りのバスがくるまで足湯を堪能。
この足湯、源泉がすぐ裏にあるだけあって、かなりの熱湯。
44度以上はあるんじゃないだろうか…逆に体のほうは涼しくなるような感じで心地よかったですが。
大噴湯公園から少し歩くと踊り子温泉会館という温泉施設もあるんですが、
さすがに温泉はもうお腹いっぱいなので、バスで駅へ戻って、帰りの電車までの間に、海鮮丼のなどの魚介でフィニッシュ!
と思ってたですが駅近にある店はどこもかなりの混雑で、
先にキップを買ってしまった帰りの電車までの時間に間に合いそうになく断念。
最後だけ締まらなかった河津の旅行でした。
次は、もう少し涼しい時期に、天城山にチャレンジしにきますかね。
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